2013年11月2日土曜日


10月が全く着物を着ないまま通りすぎてしまったため、11月の最初の休みは、小雨降る午後の僅かな時間で近所の散歩をしてきました。


本日は、妻の縫ってくれた単衣のデニム着物に、やはり妻が社員旅行で行ったタイみやげのタイシルクマフラーをあわせ、同じくタイのフリマで手に入れたという籐っぽいトートバッグを肩がけで。
男着物にはなかなか使われない赤が映える出で立ちとなりました。妻に感謝です。
なお、根付はひょうたんをヒモでくくっただけの自作。根付はアイデア次第で色々なものが応用できて楽しいですね。

近所のいくつかある着物の店をめぐって、駅ビルで買い物したりお茶を飲んだり。
最初はひと目が気になっていた着物の生活も、もうすっかり慣れました。
それどころか、着物で出歩くといい意味で目立つので、ただうろうろするだけでも変な快感があります(笑)
人に見てもらうことも、着物の楽しさであることは間違いありません。


ただ、雨の中というのはどうしても着物では出歩きにくいです。
女性の着物には上から下まで雨よけのアイテムが出ているものの、男性着物にはなかなか見つからず、手持ちの着物が正絹しかなかったりすると、やむを得ず洋服での外出に変えざるを得なくなったりしますね。

先日イオリスクさんで男着物のレインコートを見せてもらいましたが、量産されている女性用のものに比べて、非常にニッチな品物のため値段もゼロが一つ増えます。
そうなるとなかなか手を出しにくい…。男着物人口が増えれば需要も高まって量産もできるのでしょうけどね。

ちなみに、雨の日の男着物の足元は、雪駄ではなく木製の下駄履きとなります。
今回の僕のように浴衣用のものでOKですが、雨用の下駄というのも売っていますよ。

近所の呉服屋さんのご主人に「雨の日って着物はどうやって着ますか?」と訊いたところ「着ない!(断言)」という身も蓋もない回答が返ってくるあたり、やはり悪天候が着物の敵であることは間違いありません。
ただ、無理に着て、楽しめなかったり汚してしまったりすることよりも、消極的ではありますがご主人の答えを選ぶことを当ブログでは推奨します。
初心者としては、まず楽しめる環境のなかで楽しいことだけを知っていきましょう。
悪天候の中での着物はもっと上級者になってからでも遅くはありません。

今のところはせいぜい、デニムとか綿とか洗えるものを着ていくというくらいです。


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