2014年7月8日火曜日

 皆さん、お久しぶりです。
毎回そんなことを行っているような気がしますが、着物というのは心身と時間にゆとりがないと楽しめないものであることを何度かお伝えしたとおり、ここのところ全く余裕のない生活を送っているため角袖に腕を通す機会がありませんでした。

ですので今回は、仕事でイラスト作品を出展したクリエーターexpoにて和装での接客にチャレンジ。
仕事柄、格好については過剰でなければ個性的なほど印象が強いので、老若男女に好意的に受け取ってもらえる着物姿は最適ではないかと予想したのです。

結果は非常に好評でした。
後に周囲から聞いた話だと、僕の絵柄が和をモチーフとした水彩テイストだったので、これがばっちりマッチしてたようです。
来客よりもむしろ他の出展者からの評判が非常に良く、着物生活で初めて、遠巻きに女性二人が「あの人(の着物)かっこいいねー」と指さして噂していたのを目撃しました。近隣出展者からも聞いたので妄想ではありません。


着物着ていてよかった!



ただ、動きにくいことは相変わらずなので、8時間の間、所作や着崩れを気にしながら立ち仕事中心の行動しなければならないことはさすがに疲れました。
また、時節柄雨がちで会期中は通勤タイムピークの電車移動という事情から、着物は往復時に持ち運んだものを会場のトイレで着替えていたのですが、4mある角帯や長着の裾がどうしても床に垂れて触れるので、そこはあまり気持ちいいものではありません。
東京ビックサイトのトイレは朝一番は清掃済み清潔なのでまだよかったのですが、今後は重要な反省点になると思います。

とはいえ、着物生活としても仕事の広報としても実に有意義な試みでした。
これから襦袢の要らない浴衣の時期、和装が取り扱いやすくなるので、プライベートでも着て歩きたいと思います。


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