2013年1月16日水曜日

世田谷ボロ市

 打ち合わせ帰りに妻と待ち合わせて世田谷ボロ市に行きました。

渋谷から、滅多に乗らない路面電車・世田谷線に揺られてガタゴト15分。
400年の歴史があるこの市は、中古古物や着物の掘り出し物が山ほどあるとのことです。


噂に違わず古着物の業者はすべて回れないくらい多く、しかも男着物もごっそりありました。
袴が欲しかったんですが、ちょっとサイズが合うのがなくて残念。

また、帯がすごく安かったですね。博多織の角帯が500円からありました。


裏地に元の持ち主と思しき人の苗字がマジックで書かれているなど、中古ならではご愛嬌も。
そのほかにも着物に似合いそうなアクセサリや調度品がたくさんあって時間内に回りきれませんでした。

で、本日一番の掘り出し物はコレ!


なんと着物用のコート!
普通に買うと10万円近くすると聞いていたので入手は諦めきっていたのですが、それが7000円!(しかも8000円から妻が値切った)

ただ、非常に悔やまれることに、こちらにはカワウソの襟巻きが付属していたものの、梱包時にお店の人が忘れてしまったようで包みに入っていなかったのです。
気づいたのは帰途だったので、もうたたんでしまったであろう店に連絡もできませんでした。
これも蚤の市の買い物の宿命か。


なにはともあれ満足はできたので、その場で妻と乾杯!
既に着るのが楽しみです!

会期は毎年1月15・16日、12月15・16日の4日間。
必ずしも休日に行われるわけではないということにご注意を。

参考:世田谷ボロ市情報サイト

2013年1月12日土曜日

防寒対策と着物ワイン


千住氷川神社に地元民としての初詣です。
夫婦揃っての着物参拝。

この時期はウールでも着物だけだとかなり寒いので襦袢は必須ですが、僕は襦袢でも首元が寒いのでユニクロのヒートテックタートルシャツを着てます。
そして足はマラソンに使っているゲイター(靴下丈のレッグウォーマー)の上から同じくスポーツ用タイツを重ね着。
さらに大きめのマフラーに革手袋を合わせてみました。
ご覧のとおり外からは大して目立ちません。

本来は邪道かもしれませんが、今ではこうやって文明の利を活かす新しい着方も増えています。
今後、さらにオリジナリティのあるアレンジにも挑戦して行きたいと思います。

忘れてましたが雪駄も購入しましたよ。5200円でした。
まだちょっときついけど、鼻緒が伸びていくそうなのでしばらく履き慣らしたいと思います。

このあと駅前まで出かけて昼食とランチワインをいただきました。


我が相方ながら昼間っから美味しそうに飲みますね。
着物と言ったら日本酒か焼酎が合いそうですが、堂々と楽しくしていれば何してても絵になるのです。

2013年1月5日土曜日

着物で飲み会!

 だんだん着物で出歩くのに抵抗なくなってきたので、近所の友人たちとの飲み会に着物で参加。

往路の道すがら、年配の女性がこっちを見てニッコリ。僕も軽く会釈をしました。
着物姿が好意的に捉えてもらったと確信!

宴でも主に女性陣に喜んでもらえました。

男性が華やかさを着物女性に感じるように、女性も着物男性には惹かれるものがあるようですよ。

2013年1月4日金曜日

中古こそ宝の山!

 中古って、クルマとか住宅だと「予算上仕方なく」って印象がありますよね。

ところが着物の場合はちょっと違うんですよ。
現代では新品として存在しない、着物アンティークは中古でしか手に入らないんです。
女性物だと、染料が現代では使用禁止されていてもう出すことのできない色の反物なども中古でしか手に入りません。

ここまでに紹介してきた中古専門店やフリーマーケットはもちろん、「着物 フリマ」とか「着物 中古」で検索してみてください。結構な数がヒットします。
そういうところにはとんでもないお宝が眠っていることがあります。


しかし、市場を通さないでいいものを手に入れる方法もあるんです。

それはかつて着物を着ていたと思われる身近な年配をあたること。
僕らの世代だと、おじいさんや親戚のおじさんが持ってて、だいぶ前から着ていないってことがあるんです。そういうものを譲ってもらうのは意外にスムーズ。
それどころか「着てくれるならうれしい!」と喜んでもらえることさえあります。

この場合、その奥さん、つまりおばあさんやおばさんに訊いたほうがいいかもしれません。
保管は女性が行っている場合が多く、また扱いに詳しいので。



今は高齢の方でも便利で機能的な洋服を着ますから、着物って着られなくなったようです。
かといって、思い出や価値を考えると捨てるのは抵抗あるんでしょうね。そういう理由から何十年も箪笥の肥やしになってる着物もあります。もったいない話です。
しかも市場において専門家を通していないだけに思わぬ宝が手に入ることもあるんですよ。
僕が義父から襦袢をもらったのはこの方法ですね。
ですから、譲ってもらうときは財産や歴史を一緒に受け継ぐつもりで恭しく受け取りたいものです。

どうです?すぐにでも実家やおじいちゃんの家の箪笥を開けてみたくなったでしょう?

2013年1月2日水曜日

義父からのお年玉

あけましておめでとうございます。
年越しと新年は妻の実家で過ごしました。

帰省早々、妻が義父のタンスを漁り始めました。
何をしているのかと聞くと、昔、義父が着ていた着物があるはずだ、というのです。
「どうせ着てないんだからもらっちゃおう」と。

確かに妻の子供の頃の写真では義父も正月に着物を着ていましたが、今年はジャージを着てました。
だんだんと年配の方も着物より機能性の高い洋服で過ごすことが増えているんですね。

残念ながら着物は見つかりませんでしたが、般若と翁の柄の襦袢と、おめでたそうな羽織紐を発見。
ありがたく頂いて来ました。

お義父さん、お年玉をありがとうございました。